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親子で夜の博物館ツアー
夜の博物館を舞台に奇想天外な出来事が巻き起こるファンタジー・アドベンチャー映画「ナイト ミュージアム」が17日から公開されるのを前に、親子を対象とした「博物館ナイトツアー付き試写会」が、北海道大学総合博物館(札幌市)や九州国立博物館(福岡県太宰府市)など全国5か所の博物館で行われた。 恐竜の秘密 覚えたよ!! 映画は、ニューヨークのアメリカ自然史博物館に陳列されている恐竜の骨格やアフリカの動物たちのほか、ネアンデルタール人やモアイ像などすべてが生きているかのように動き出し、警備員として働き始めたばかりの主人公が悪戦苦闘しながら彼らと心を一つに合わせて……という夢と感動の物語。 東京・上野公園の国立科学博物館で行われた「試写会」には主に首都圏から応募した家族連れ約180人が参加した。会場となった講堂は、1930年に同館が落成した当時の意匠を復元したレトロな雰囲気で、上映会にはもってこいの環境。参加者は、笑いあり涙ありの約1時間50分をたっぷりと満喫した。 鑑賞後は、新館(地球館)へ移動。映像で見たばかりの巨大なティラノサウルスの骨格標本を前に、東大生産技術研究所博士研究員の大橋智之さんが「体重6トンの体を2本の足で支えているので、映画のように活発に動くのは難しかったでしょう」などと、ユーモアを交えて解説。参加者らは約1時間かけて、思い思いに展示室を歩き、様々な動物の骨格や岩石の標本を眺めながら、地球の成り立ちや生物・人類の進化を学んでいた。 おばと一緒に来たという千葉県八千代市立勝田台小3年の花輪祐樹くん(9)は、巨大な角を持つバイソンの標本にくぎ付け。「映画はいきなり恐竜が動いたりして、ハラハラドキドキしながら見ました。本物の博物館もいろんな化石がたくさんあって面白い。もっとたくさん、いろんなものを見てみたくなりました」と興奮気味だった。 他の親子も「いい経験になった」と口々に語っており、同館の石川昇・広報課長は「映画のおかげで、骨になって動かない恐竜や動物が、どんな声を出し、どんな動きをするのかを、想像しながら見てくれているようです。展示品の存在感もぐんと増したのではないでしょうか」と、今回の催しに手応えを感じていた。 映画は、自然史博物館に多くの見学者が戻ってくるシーンで終わる。近年、博物館を取り巻く情勢は厳しいが、子供たちの学習の場としての価値が改めて見直される契機になるか、注目されるところだ。(片岡正人) (2007年3月15日 読売新聞) [PR] 人類学 ![]() |
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